学校ブログ

高3学年通信(66期生)

表現を読み解く

2021/06/29

お昼にかけて少し晴れ間が出て、日中は暑くなりましたね。そろそろバテ始めていませんか?

さて今日は、お昼休みに文化委員たちが集まっていました。

文化祭の学年テーマを決めていたようです。各クラスいろんな案を出し合って、話し合いの末決定しました。今年の66期のテーマは『Enjoy Distance』。コロナの中でも距離をとっても、心をつなげて楽しもうという思いが込められたテーマです。みんなで、良い文化祭にしましょう。

さて、明日で6月も最終日です。もう6月が終わるのですね、早いですね…。7月に入るとまずは期末考査ですが、それが終わると一気に1学期も終わりに向かいます。今学期を良い形で終われるように、最後まで頑張ってください。

では、本日の日めくりカレンダーです。

本とは書物のこと。書物とは、文字や図画などを書き、あるいは印刷して綴じたものを指します。字が無くても、絵本や写真集だって本であることに変わりはありません。

いずれにせよ、どんな本にも共通して言えることは、何か表現したいことや伝えたいことがあるということです。そこでは表現者の手腕が問われる一方で、受け手の感性や知性も問われます。表現を解釈するだけの言葉の力が必要です。伝える媒体そのものに言葉は無くてもよいかもしれません。でも、言葉を持っていない限り、深く考え納得することはできません。

そして私たちの日常では、短い言葉で簡単に伝えあうことが当たり前の感覚になっている現代です。その短い言葉の奥に、発信者の感覚が隠れています。その言葉を解釈して発信者の感覚を読み取る力を持っていないから、すれ違いが起こってしまうのです。簡潔な言葉でやり取りをするからこそ、余計に言葉を読み解く力が求められているのです。たくさんの字を読んだり書いたりすることが敬遠されがちな現代ですが、ぜひたくさんの言葉を身に付け、言葉の力を伸ばしてほしいものです。

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