学校ブログ

高3学年通信(66期生)

たまに思い出して

2022/12/16

特別授業週間も終盤に差し掛かっています。引き続き、各クラスで特別授業が行われています。英語を使ったCLIL授業だけでなく、教科組み合わせ型のCross授業も展開されています。

家庭×数学のCross授業では、今回も関数を使って考案メニューの理想値を探していました。家庭科の説明を聞いたら、今度は数学の説明を聞いて、恐らく家庭科の授業では登場しないであろう板書でメソッドを確認し、およそ数学の問題としては見ないであろう条件で関数を作っていました。これが絶妙に面白く、皆さん楽しそうに取り組んでくれています。しかし実際は、自分の食べたいメニューと欲する量と栄養素とのバランスで四苦八苦。中には、関数としては問題を解けていても、自分の設定した条件に見合う解を見つけ出せない人もいたようです。表面上は数学の問題に苦しんでいるようですが、その内実は栄養素と欲のバランスをとることの難しさを実感しているということです。どれかのメニューを諦めなければならないという結論に至った人もいたようですね。非常に学びの多い授業だったと思います。自分の食習慣を見直す一つの機会にしてくれればと思います。

さて、特別授業週間も明日で終わり。ということは、2学期の授業も明日で終わりです。最後には学年球技大会が控えています。最後まで、楽しんで終わりましょう。そして来週からは、個人懇談の裏で講習がスタートします。前もっての準備を要求されているものもあるようですので、忘れずに取り組んでおいてくださいね。

言われなくてもわかっている、そんなことわざわざ言わなくてもわかる、そんな風に思ったことはありませんか?一度や二度過去に言われたことがあったり、自分でもわかっていながら間違いが起きてしまったりしたときに、そんなことを思いがちですが、こういう経験はないでしょうか。

わかっているつもりですから、知らなかったわけではありません。ただ、常に意識にあったわけでもありません。忘れかけて頭の片隅に追いやられていたのです。意識していなかっただけで、やろうと思えばできる、ということは、意識していなければできない、ということです。言われてみれば当たり前、それくらいわかる、ということほど、改めて言及されると不満を抱きがちですが、そういうことほど、改めて言及され続けて時折思い出さなければならないのです。当たり前のことほど、普段の意識には表れてこないものですから。

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