学校ブログ

中3学年だより(69期生)

グローバル探究Expo2021,あれから11年

2022/03/11


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 先日の3/9登校日の午後から「HIBARIグローバル・探究Expo2021」が開催されました。この1年間で開講されたさまざまな探究ゼミやプロジェクト、SDGs、グローバルクリニックに参加した生徒たちの研究・成果発表会でした。"Expo"の名の通り、お披露目となったわけです。日々の授業プラスこのような社会ととつながりのあるテーマ研究を積極的に行うことで、興味・関心が引き出され、視野が大きく広がります。中1から高2まで幅広い世代の生徒がグループや単独での成果発表をしてくれました。中でも中1からは堂々の4名がこのポスターセッション形式でのプレゼンテーションを行ってくれました。

 69期生中1が発表してくれたテーマは以下のようになります。

  ・花の商品開発とサントリーフラワーズの挑戦

  ・サントリーの本気野菜「純あま」の栽培体験

  ・水の中の小さな生き物の世界

  ・さまざまな発電方式と日本のエネルギー事情

 自ら人前で発表するということほど勉強になることはありません。自分が進めてきた研究テーマとはいえ、その内容をきちんと理解していないと人に話すことはできないからです。日常における友達どうしでの教え合いが効果的であることも同じ。そして発表後の質疑・応答タイムでは、聴衆からいろいろな角度からの質問が出てきます。発問の意図をくみ取り、相手がききたいことをしっかりと自分の言葉で応答できるかどうかで本物が決まります。以前行っていた講堂での大会場での発表では、一度に大勢の人に向けてできる反面、聴衆一人ひとりの反応やどれほど伝わったか詳細まではわからない場合が多いです。今回のポスターセッション形式は、たくさんの人に話はできないかもしれませんが、各ブースを訪れて足をとめたくれた人には、相手の目を見て直接語りかけることができ盛り上がります。発表者の人はとても良い経験ができたのではないでしょうか。今後も多くの69期生がこのような発表会に積極的に参加し、スキル・経験をアップさせていってほしいですね。

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 3.11~今日で東日本大震災から11年が経ちました。11年前に職員室で見たテレビ中継の光景を忘れることはなく、昨日のことのように思い出されます。69期生にとっては、まだ幼い時期のことなので、記憶がある人は少ないことと思います。当時、本校の生徒会やボランティア部が中心となり、被災地に向けて、生徒みんなから募った支援物資を送りました。復興支援の段階では、実際に東北まで行ってものを運んだり、お手伝いなどできることをこなしたそうです。また、地震発生時に東北大学に通っていた卒業生が、全校集会に来てくれて自分の体験談や被災地のリアルな様子を語ってくれたこともありました。そしてここ関西では1995年1月に阪神淡路大震災があり、本校も被災しています。毎年1月になると避難訓練を行い、当時を知る先生方からみなさんにお話がありましたね。しかし、時は流れるものです。忘れてはいけないことですが、どんどん時間が過ぎていくことにより、次々と新しい出来事に直面していきます。それでも我々は過去の事例からよりよい未来へつなげる努力を怠ってはいけないということですね。いま世界のニュースに目を向けるとコロナ禍や軍事侵攻など近年これまでにないほどの激動の時期にあると感じています。みなさんはいろいろなことにアンテナをはって目を向けて、より視野を広げ、明るい未来を切り拓いていける人になってほしいです。

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