学校ブログ

卒業生~母校は母港になる

No.32(36期)46歳の受験・結果報告

2022/05/22

(管理人 注)この原稿は、「2021年9月25日付記事」の続報です。初めに、そちらに目を通してからお読みください。


ご無沙汰しております。遅くなりましたが、受験結果をご報告させていただきます。

添付の通り、学部は少しマイナーですが、関学と関大、それぞれ合格することができました。

ちょうど28年前、公募推薦で近大合格後、板倉先生の勧めもあってどちらも受けましたが、ほとんど勉強をしていなかったため、ペラッとした不合格通知のハガキが2枚届いた日のことを、今でも覚えています。(すみません、関大からは昨年も届いています)

今年は分厚い封筒とレターパックが届きました。

中の書類を取り出し、合格通知書を手に取ったとき、実際に大学へ通う訳ではないのに、言葉では表現できない感情―時計や車、新築の家などの有形財産で得たものとは明らかに違うもの―がじわっとこみあげてきました。

ある知人からはもう一年やったらどうかと言われ、昨年は数学も少し勉強しており、私もそのつもりでいたのですが、一旦合格してしまうと、このあたりで十分かな、とかなり満足しています。

また一年、サラリーマンが毎日受験のことを意識しながら過ごす日々、を考えると簡単には決断できません。

参考書を読んでもザルで水をすくうように忘れていき、目や肩や腰はすぐ痛くなり、記憶力低下や老化現象に嫌気がさす自分と向き合うことになります。最後に試験会場での二度見、三度見に耐える精神力も必要です。

とはいえ、二年間の高校の勉強を通じて得たものはあまりにも多く、それは中年の凝り固まった頭の中にある世界にパラダイムシフトを起こしました。(こういう言葉も試験勉強を通じて覚えました)

学校の勉強は社会に出て役に立つか?というような問いがよくあります。遅いですが、この年齢でその答えを少しずつですがわかり始めています。

そのため、引き続きチャレンジしたいという気持ちを捨てきれず、今は英語だけは忘れないよう単語帳や参考書のリスニングは毎日怠らずにやっています。

またご相談に乗っていただければ幸いです。

最後に、雲雀の皆さんへ。

人生で一度きりの大学受験、当たり前ですが私のように二度する必要はありません。

だから悔いのないようやり抜いてほしい。応援しています!

 (1994年卒業、36期)橋本久史

pagetop