学校ブログ

卒業生~母校は母港になる

No.129(42期)繋がり

2026/10/01

私は高校から雲雀丘学園に「外部生」として入学しました。

当時、雲雀丘学園の多くの生徒は中学校以前から通っている「内部生」で、すでに出来上がっている人間関係の中に入っていくことに、最初は疎外感を覚え苦しい思いをしました。

けれど、そんな私にも、内・外部生の分け隔てなく接してくれる、優しい友人ができました。一緒にバンドを組んだり、塾に通ったり、くだらない語呂合わせで年号を覚えては大笑いしたり…振り返ってみれば、そんな何気ない時間こそが、私にとっての高校時代の青春だったのだと思います。

そして、雲雀丘学園の良さを本当に実感するようになったのは、むしろ社会に出てからでした。

私は現在地域の文化施設で働いています。市民の皆さんが気軽に文化的な活動に触れ、参加できる環境をつくることが、私たちの使命です。そんな仕事をしていると、雲雀丘学園出身の方々とさまざまな場面で出会います。講師として来てくださる方、ボランティアとして人を支えている方、たくさんの人の心に残る作品を生み出し、多くの人に影響を与えている方、他にも多くの卒業生と仕事を共にすることがあります。

それぞれが自分の得意なことや好きなことを活かしながら、社会の中で誰かの役に立っている。その姿を見るたびに、雲雀丘学園との不思議な縁を感じると同時に、私自身もとても励まされています。

社会に出ると、本当にさまざまな人と出会います。そんな中で改めて思うのは、雲雀丘学園の卒業生には、気立てが良く、優しい人が多いということです。

私が在校していた頃は、今よりもずっと牧歌的な雰囲気だったのかもしれません。それでも、外部生だった私の中から、最後まで疎外感が完全になくなったわけではありませんでした。

だからこそ、もし今在校生の中に人付き合いが少し苦手だったり、外部生として入学して、どこか寂しさを感じていたりする人がいたら、「大丈夫!今うまくいっていないように思える人間関係も、これから少しずつ変わっていく。今は思いもしないような人と仲良くなったり、何気なく過ごした時間が、後になってかけがえのない思い出になったりすることもある」と伝えたいです。

そして、卒業してからも、雲雀丘学園で出会った人たちとの繋がりや、そこで身につけたものが、思いがけない形で自分の人生に繋がっていくことがあります。安心して学園生活を楽しんで欲しいなと思います。

浦内れいこ(2000年卒、42期)

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