学園ブログ

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学園自然百景

2022年05月06日

17.「友情」ヤマボウシ
  「豪奢・贅沢・健康」トチノキ

~雲雀丘学園小学校教諭 天井比呂~

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 5月1日に学園同窓会が行われました。会場は、70周年記念として建てられた「道しるべ」(前文化館)です。
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 その入り口に記念樹として植えられたのが、「ヤマボウシ」です。花言葉は「友情」。同窓会にふさわしい花かも知れません。まだ花はさいていません。小学校の低学年校舎の東側にも小学校56回生の記念樹としても植えられています。
こちらもまだ花は、咲いていませんが、蕾がたくさんついています。なぜ、友情という花言葉なのかというと、明治時代、東京の市長が、アメリカにサクラを贈ったお返しにヤマボウシを贈られたことからついたらしいのです。ヤマボウシは、日本原産なのでなんだか変な気がします。似た木に今花盛りのハナミズキがあります。もしかするとそれと間違えているのではないのでしょうか。

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「道しるべ」からみえるトチノキの花
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専用通路横のトチノキ
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小学校SL広場横のトチノキ

 総会は、「道しるべ」の6階の「70ホール」で行われました。その部屋の窓から、見えたのが、神楽でみる鈴のような花が見えます。トチノキの花です。この木は、中高校側にあります。専用通路の幼稚園側にも並んでいます。小学校のSL広場の横にもあります。時折、小学校の子どもたちが、落ちていた実を拾ってクリと間違えて見せに来ることがあります。
 実は、「マロン」は、フランス語でセイヨウトチノキ(マロニエ)の実をさす言葉で、日本にもこれが伝わり、クリのことをマロンと呼んでいるそうです。とてもたくさんの実をつけることから、「豪奢」という花言葉がついたようです。
 また、日本では、この実を、縄文時代から貴重なデンプンとして食べられていたようで、そこからこの花言葉がついたようです。
 兵庫県の豊岡地方では、とち餅として土産物としてよく売られています。
 この学園で健康で、実り大きい生活を子どもたちには送ってほしいものです。