学園ブログ

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学園自然百景

2023年03月17日

58.「輝くこころ」

~雲雀丘学園小学校教諭 天井比呂~

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 春の七草「セリ、ナズナ、ゴギョウ、ハコベラ、ホトケノザ、スズナ、スズシロ」これは七草粥の頃になるとスーパーなどでもセットにして売っているときがあります。まだ花もさいていない頃に摘み取って刻んで粥に混ぜ込みます。その中の「ホトケノザ」という植物をご存知でしょうか?ただしその名前は、正式名ではありません。冬の間のロゼット状態が仏様の台座に見えるからそう呼ばれたとか。正式名は、「コオニタビラコ」。キク科の植物です。七草の中にタンポポのような葉が入っているのがそれです。

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小学校花壇のホトケノザ

 同じ名前でも「ホトケノザ」が正式名になっている植物が、上の写真の植物です。見たことがある方もたくさんおられると思います。全国至る所でみられる植物だからです。しかしながら、あまり意識して見られることもないかも知れません。
 小学校にもいろんなところで、早くに開花した「ホトケノザ」がみられます。

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キャベツの鉢に咲いているホトケノザ
 これは、キャベツが植わっていた鉢にさいている「ホトケノザ」です。写真を見るとわかるように茎の回りに仏様の台座のように葉が茎の回りを抱くようについています。そこから付いた名前です。花言葉の『輝くこころ』はそんなようすからついたようです。
 こちらのホトケノザは、シソ科です。なんだか食べられそうですが、食用には向かないそうです。毒はないようですが、味・においなどが向かないそうです。







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横・後ろ・真上から見たホトケノザの花
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 とてもかわいらしい花を咲かせます。横から見るとウサギのようにも見えます。後ろから見ると、たくさんの紫の毛が生えています。真上から見ると、袋から出てきた宇宙人とでもいいましょうか。なんとも愛らしく見えませんか?

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葉のつけねから出てきている花
その花が、それぞれ葉の付け根からいくつもの花が出てきます。
 三階建ての建造物にも見えることから「サンカイクサ」とも呼ばれるようです。
 繁殖力が旺盛なため除草の対象ともなりますが、根を残すことで土の改良の一躍を飼うこともあるようです(株式会社 ミツモアウェブサイト「ミツモア」より参照)。
 本日、学園最後の卒園式が中山台幼稚園で行われました。卒業・卒園した園児・児童・生徒たちが、新しい世界に光に満ちた希望を持って歩んでいってもらいたいと願います。かがやくこころをもって。