学園ブログ

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学園自然百景

2023年12月22日

96.「2度目の紅葉」

~雲雀丘学園小学校教諭 天井比呂~

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 寒波の影響で急に気温が下がり、一気に冬の様相を呈することになりました。とはいえ、前日までは温かい日が続いていたためか、まだひばりの里では紅葉が見られます。一番目を引くのが、赤く色づいたハゼノキです。以前、幼稚園のココスヤシに宿っていましたが、今は里の斜面に根付いて彩りを添えています。かつてはロウソクの原料として珍重された樹木です。
 また、黄色く色づいたフジがあり、点在しています。フジというと、紫や白などの長く房のように下がる花に目がいきますが、この季節のフジもまた趣があります。一方湧き水池の方では、イヌビワの葉が独特の模様を呈した黄葉をしています。
イロハモミジやモミジバフウは、紅葉が終わり、葉を落としています。

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里の斜面を彩るハゼノキの紅葉
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きれいに色づくハゼノキ

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フジの黄葉
 
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イヌビワの黄葉
 
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11月24日にみられた燃えるような
イロハモミジの紅葉

 イロハモミジが紅葉するような派手さはありませんが、斜面を彩るこれらの紅葉はまた趣があるものです。
 季節がずれたことで、2度目の紅葉を楽しむことができました。里では、4年生の子どもたちが、生き物を避難させ、その後親子で池の掃除を行いました。里では冬支度がそろそろ終わります。