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2018年06月27日

3Dプリンターを使ってのSTEM教育

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 2014年度から3Dプリンターを導入し、5年生を対象に立体のデザインの学習をしています。今年で5年目に入りました。

◎3Dプリンター活用の意義
・従来は、紙や画像でしか見ることのできなかったものを具現化することで、子供にとってより理解しやすくなり、学習意欲の維持と向上につながること。
・画面上でデザインしたものを手にとって触ることができる。
・世間一般において、色々なところで3Dプリンターを導入する企業が増えてきていて、この先さらに拡大しそうな情勢であり、児童の将来の職業選択の幅を広げる可能性がある。医療・建築・宇宙工学・自動車製造・家電・ファッション・製菓・図書館等多数導入されている。
海外では…
・2016年までに英国は全中学校と高校4000校に導入。
・STEM教育の一つとしてプログラミング教育とともに重視している国もある。アメリカ、オーストラリア、トルコ、カナダ、香港など。
(※STEM=Science Technology Engineering Mathematicsの略。そのため,STEM教育は「理系教育」と訳されることがあります)

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 導入当初は、全国の小学校で3Dプリンターの導入事例はほぼなく、暗中模索、悪戦苦闘の指導となりました。印刷に数時間を要したり、プリンターが思いもかけない動きをしたり…ただ、この場はそのような話をする場ではありませんから、苦労話はまたいずれ。
 
◎4年間の指導実践での成果
・パソコンの画面上で3Dデザインをするということは、空間認知の能力をつけるのに有効であると考えられる。このような作品をつくりたいという具体的なイメージがあってこそ画面上にデザインでき、印刷された作品の姿もイメージできる。
・操作が縦,横,高さを意識するようになる。つまり必然的にX軸、Y軸、Z軸を意識するものとなる。数学の3次元を小学生の段階で理解することができる。
・使用するソフトが全て英語なので,英語でPC言語を学ぶことができる。

5年目に入り、今年も児童の創意工夫を凝らした作品が続々と印刷され始めています。

(小学校教諭 松本 尚樹)

2018年06月20日

年齢層に応じたプログラミング教育のあり方

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プログラミング教育の必修化に備え学校の教育現場では、どのようにプログラミングを教育していくべきか、そしてどう評価していくべきなのか、など議論を進めています。
最近では学校以外でのプログラミング教室も盛んになり、低学年からプログラミングにふれている子どもは増えてきています。
そこで、年齢層に応じたプログラミング教育を考えることは非常に大切です。
初めてプログラミングを学んでいく子どもには、ビジュアルプログラミングがおすすめです。本来プログラミングはソースコードをテキストで記述する形のものが多く、言語そのものを学んでいくのですが、いきなりそれは難しいものです。しかし、ビジュアルプログラミングは、PC上でコマンドと呼ばれるコンピュータへの命令があらかじめ書かれたタイルやブロックをドラッグ&ドロップし、それらをつないでプログラムを作成するスタイルなので、初心者でも簡単にプログラミングの基礎が学べるというわけです。そこで作ったプログラムをロボットに載せて、動作確認、というロボットプログラミングが主流です。この方法は「プログラミング的思考」を養うのに最適だと言えます。
しかし、年齢層が上がり、中学高学年・高校生のプログラミング教育を考えた場合、ビジュアルプログラミングだけでは物足りない感じがあると言わざるをえません。導入としてはとても良いのですが、ビジュアルプログラミングだけを続けていてはすぐに飽きがきてしまいます。つまり、プログラミング言語を学び、文法を知り記述していく教育が必要です。言語そのものを学ぶことで、プログラミングによってできることの可能性が桁違いに広がります。あらかじめ用意された命令を使うのではなく、自分で考えた命令をプログラムにするのです。まさにここが醍醐味なわけですが、言葉で言うと簡単そうに聞こえます。が、実際はそう簡単にはいきません。まずアイデアが必要となり、言語のルール理解も要ります。アイデアを言語上でどう表現するのか。1つの入力ミスがあってもダメです。時間をかけて試行錯誤をしなければいけません。そして、これがやっと自分の思い通りの動作になったとき、達成感や喜びは大きいでしょう。
ただ、時代の流れとともにプログラミング言語は今後変わっていく可能性があり、プログラミング言語自体を覚えることに大きな意味があるとも思えません。もちろん完全に無駄というわけではないですし、覚えた言語を実際に使うことが出てくるケースの人もいるでしょう。
大切なのは、今なぜプログラミング教育を学ぶのか?を問うことです。プログラミングを学んでいる今の子どもがやがて社会へ出たとき、AI化がさらに加速していることでしょう。そうなれば仕事の数はどうなっているでしょうか。そんな中でも発揮できる力を育成していかなくてはなりません。どんどん積極的に学んでほしいと思います。
(中学校高等学校 教諭 増田勝彦)

2018年06月08日

参観日の授業

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今日(6/8)は5年生の参観日です。今週は6年生、4年生も参観日でした。
4時間目の授業を私も保護者に交じって参観しました。
道徳、社会、英語の授業を10分程度ずつ観て回りましたが、どの教室も保護者の方がほぼ満席で心なしか先生方も緊張気味に授業をされていました。児童も保護者の前で張り切って手を挙げて、先生と積極的に対話しながら授業が進められ、活気のある授業風景でした。
授業風景の中でもう一つ印象に残ったことがあります。
20180608-1.jpgいずれの授業も代表的なICT機器である、電子黒板を使い、立体的な授業が展開されていたことです。例えば、英語ではWEARを使って、疑問文やその答えの学習をやっていましたが、
「何」を着ていた、というところに入るものを電子黒板に映し、英語で確認・発音し、会話に仕上げていました。また社会では底魚と浮魚の漁法の違いについて学習をしていましたが、電子黒板に底魚の鯛と浮魚の鯖の画像を映し出し、違いが明確に意識できるような授業展開がなされていました。
こうして、日常的にICT機器を有効に使い、PCやプログラミングだけではなく、授業に厚みを加えていく工夫が各学年でなされています。われわれアナログ世代にとっては隔世の感を禁じ得ない参観日となりました。

(小学校副校長 成地 勉)