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「IT社会に思うこと」

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前職での話で恐縮ですが、私が社会人になった1980年頃のこと、お得意先からの注文はすべて電話で受けていました。「オールド○○ケース、リザーブ ○○ケース 赤玉スィートワイン○○ケース、純生大瓶○○ケース、・・・・」等々。新米の私は注文を聞き取るのに四苦八苦、聞き取りのミスで送り先を間違うこともありました。それから10年が経ち1990年頃にはFAXでの注文に変わり、2000年頃にはEOS発注(電子発注)となり、受注ミスはなくなり省力化も進みました。また、携帯電話やメールがなかった時代には、朝から支店中の電話が鳴りっぱなし状態、いつも上司から「早く電話を取れ!」と怒声が飛び交っていました。今のオフィスはどこも本当に静かになりました。
そして、1995年にマイクロソフト社が発売したWindows95により、パソコンが爆発的に普及し、パソコンなしでは仕事が出来ない時代になりました。そしてさらに人口頭脳やロボットが世の中を変える第4次産業革命を迎えようとしています。ここ20~30年の世の中の変化は、凄まじいものがありますが、この変化は今後も間違いなく続くでしょう。

還暦も過ぎ、生来のアナログ人間の私には、想像もつかない世の中の変化や進化が日々進行しています。次代を担う子どもたちには、今やICT教育は不可欠です。しかしながら一方で、私がいつも園児たちに言っている「優しい心」と「強い心」を併せ持つ人になってほしいことと同じように、ICTを自在に操れる知識や技術を身に付けたデジタルな頭脳を持ちながら、0と1だけでは測り知れない人の心の機微を理解し、人とのつながりを大切にする人間力を備えた人に成長してほしいと願っています。その両立がまさに雲雀丘学園が目指す教育だと思っています。

中山台幼稚園園長 長岡 伸幸