学園ブログ

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IT時代を生き抜く

2019年02月27日

Scratchを用いたプログラミング

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現在,5年生ならびに6年生において,Scratchを用いたプログラミングを行っています。6年生において,11月に行った校内研究授業では,Scratch上で「正多角形の作図」を行い,それに加えて星形の描画方法について,考えました。この時,基本のプログラム(Scratchでは「定義」という)を1人1人の児童が作成しました。基本のプログラムをベースとして
「Scratchのプログラミングでデザインを描こう」と題して卒業制作を行っています。例えば,正三角形の描画プログラムを角度をずらしながらくり返すと幾何学模様が出来上がります。正方形プログラムや星形プログラムを組み合わせるとデザインとしての多様性が増します。「デザインを描く」を到達目標とし,これから先は,個々のイメージする作品の到達点やスキルの差によって製作工程に違いが出てきます。デザインに広がりを持たせたいと考える子は,新たに別の描画プログラムを作成し,「定義」を作成しています。デザイン描画にBGMを追加したいと考える子は,「音」プログラムを組み合わせ曲を演奏しています。「音」プログラムを複数組み合わせ「和音」や「パート」を持ったBGMを作る子もいます。うずまきのようなカーブの角度が変化する図形を描画したいと考える子は「変数(関数)」を用いたプログラムを作成しています。20190227-1.jpgボタンをクリックするとキャラクターが動くようなプログラムをつくろうと考える子は,プログラムの中に新しいキャラクター(Scratchでは「スプライト」という)を追加し,それぞれのキャラクターに新たなプログラムを追加しています。Scratchというツールこそ共通ですが,それぞれが目標を立て,到達方法を考え,試行錯誤しながら,設定したゴールを目指しています。

(小学校ICT教育主担 森岡俊勝)