雲雀丘学園ホームページ学園長便り世界へはばたくIT時代を生き抜く親孝行・やってみなはれことばの扉
 

メイン

2019年01月28日

「えほんのけっさく」

20171213-0.jpg
「英語さえできれば国際人」というような誤解や世間の風潮に与せず、「日本文化の良さを理解し 正しい日本語で意思や気持ちを伝える力を持つ人こそ グローバルな世界の中で逞しく生きて行ける!」という強い思いをもってGKSは英語と日本語の二本柱でスタートしました。
平成天皇の最後の「歌会始め」には 2万通以上の歌が国内外から寄せられた、という記事が新年の新聞に載っていました。千年の時空を超えて日本は今、詩人大国であり、短歌、俳句、川柳欄はまことに賑やかになっておるようです。
ここの所、私は新聞の川柳欄を見ては痛快なものをピックアップして「3年日記」に転記しては愉しんでいる毎日です。日本では昔から庶民は「狂歌・狂言」や「落首」「替え歌」で 批判精神を発揮したり、鬱憤を晴らしたりして心の平静や平和を維持して来たように思います。私が日々目にする「川柳」には、私のストレスを少なからず薄めてくれ、世の中の腹立たしい出来事に対しても留飲を下げさせてくれている「名句」が多いように思います。この日本独特の自由な表現活動は グローバルな未来でも誇るべき値打ちを持ち続けるのではないかと思います。(正月気分で話が脱線しましたが、ここからは本線に戻ります)
GKSは一昨年のスタートから まもなく丸2年を迎えます。 本日は、皆様を「告天舎GKSの2階」へご案内致します。此処の担当は井口圭子先生です。
部屋に入ると 先ず「こんしゅうのことわざ」と書かれた紙札が目に入ってきます。20190122b-1.jpg
その右に目をやると「睦月」「如月」・・・・「師走」とい12枚の紙札が貼られています。
20190122b-4.jpg
「和の時間」は「今日は睦月23日水曜日です、・・・。」というご挨拶から始まります。
その横に目を移すと 「じゅげむじゅげむごこうのすりきれ・・・・・・・」と書かれた札があります。そうです、落語家(はなしか)が修行の新米時代に ひたすら暗誦する「アレ」です。
20190122b-3.jpg
そういえば、去年の晩秋、子供たちが口々に この「寿限無ジュゲム・・・」を唱えながら2階から下りて来ていたのを思いだします。楽しく弾む声でした。
正月明け 久しぶりにGKSへ来た子供たちは、「春の七草」のことを 教わっていました。
この正月我が家では、お餅などで疲れた御腹にやさしいと言われる「七ぐさ粥」をいただきました。スーパーで「七草」をセットにしたものを目にしました。それから言うと、この習慣は今も結構続いているのかなあ、とも思いました。
GKSでは 「百人一首」(かるたとり)に興じる時間もあります。明るく元気な声で遊んでいます。
20190122b-2.jpg
暗誦も自然にスムースにできているようです。
最後に、私が思わず「これはスゴイ!」と声を出した場面を報告します。先ず、次の「動画」の>をクリックして開いてみて下さい。これは、タイトルが(1)「うさぎが歩いていたら」(2)「さかながあそんでいたよ」(3)「うさぎさんのおはなし」(4)「うさぎがあるいていると」という幼稚園の子が作った「えほん」です。
みんなが作った全てを紹介できないのが 残念です。









この4枚もの(8ページ)の「えほん」は「みんな絵本を作ってみませんか」に応じて GKSのみんなが描いた作品です。その絵本を見ながら 先生が「これは、どんなお話ですか」と問いかけました。そして子どもたちの話す「おはなし」を聞き取った先生が それを「もじ」にしたものです。
私がこの「えほんづくり」で最も 感心したのは 子どもたちが作った「えほん」を見て、小学生のお兄さんお姉さんが 其れに「コメント」を書いてくれた事です。「動画」の「えほん」の上に付いた付箋が其れです。
実に温かく ほんとにやさしく触れ合う姿に 私は 心底からうれしい気持ちになり ほっこりした気分になりました。今年も こんな素晴らしい場面が繰り返され、続くGKSであってほしいなあと思っています。 よろしくお願いします。

(GKS塾長 高家正和)

2019年01月24日

“Our theme is Art!”

20171213-0.jpg
2学期の最終12月のGKS(小学1・2年クラス)の様子をお伝えします。
下旬になるとレッスン会場の告天舎の周りの景色は すっかり冬支度を済ませていました。
そんな中、GKS生は 校舎を後にしたらすぐ 小走りになり、専用通路を出たら真っ直ぐ告天舎(GKS)の玄関に走りこんで来ていました。(毎日のように・・・)
私は、というとこの時季 寒さに震えていました。しかし、私は、玄関先から聞こえてくる受講生の「アツイ、アツい!」を耳にした途端、背筋を伸ばして“Hello♪♪” と出迎える日々を最終日まで続けました。
 
GKSでは 毎月半ばまでに Taylor講師のメッセージに 塾長譯の大意を附してお家の方にお伝えしています。12月のメッセージは次の通りでした。

<大意>
今月は昔話「三匹のこぶた」を読んでいます。月の後半には、物語にでてくる単語や表現を使ってお芝居をし、お話を再現する予定です。
授業後半のテーマはアートです。休暇の贈り物になるような企画に取り掛かっています。様々な素材や技法を用いて創造的な経験をする機会となっています。

《Taylor’s message》
Hello from GKS!
This month in the elementary school class, we are reading the classic story “The Three Little Pigs.” We will be using language that comes up in the story such as “sticks, straw, bricks, blow, chimney, roof, knock on the door, and big bad wolf” and be able to do a simple retelling through acting it out later in the month.
In the second half of class, our theme this month is Art! We are working on a colorful project this month that may be a gift for the holidays. Through using various mediums and techniques, we have a chance to experience our creative sides!
I hope you enjoy your holiday season!

20190124-1.jpg20190124-2.jpg

20190124-3.jpg20190124-4.jpg

なお、今回 掲載しました写真数点は 年末に向かってアート作品に取り組む様子です。
私はその出来栄えにも感心しましたが 一心不乱に制作を楽しむ姿を見たとき 大いに感動を覚えました。
恐らく冬休みは その作品を中心に お子様を囲んでGKS&英語の世界を愉しんで頂けたのではないか と 勝手ながら想像しております。

(GKS塾長 高家正和)

2019年01月22日

「アカデミックライティング」

20190122-0.jpg
 高校2年生の3学期のEIP(English Interaction & Production)の授業を紹介します。多くの生徒が、英語で学術的文章を書くこと(アカデミック・ライティング)が将来求められます。高校2年生では、その準備のための第一段階として、論理的な文章を書けるようにエッセイ・ライティングの指導を行っています。
 アカデミック・ライティングを行うためには、読者が筆者の論理的な主張を正確に理解して、それを客観的に検証できるよう、分かりやすく誤解されないような文章を書く必要があります。また、個人的な感情や感想ではなく、客観的な評価に耐えうる文章を書かなくてはなりません。そのためには、筆者は一定のルールを知り、それに沿って書かなければなりません。
 これまでのEIPの授業では、生徒たちは話すことを中心に、多くの人の前で議論をしたりプレゼンテーションをしたりすることに挑戦してきました。EIPの時間にこれまで書いてきたものは、プレゼンテーションの原稿など、人前で自分が話すための準備を目的としたものでした。しかし今度は、目の前の聴衆だけではなく、文字を通して、自分の書いた文章を読んでくださる多くの読者と、議論や交流をし、自分の意見を伝えられるようにすることが目的です。
 アカデミック・ライティングの導入段階として指導しているエッセイ・ライティングにおいて、生徒たちは、まず英語のエッセイの特徴を学びます。授業で生徒たちは、段落をどのように構成するかを学び、トピック・センテンスを作って、その主張を裏付けるための理由を考えます。どのような理由を挙げれば自分の意見を伝えられるのか、生徒たちは試行錯誤で取り組み学んでいます。そのために、授業では、書く前のウォーミングアップとして、ペアでその題材について議論します。そして、自分の意見とペアとなった相手の生徒の意見を、クラス全員の前でプレゼンテーションを行って伝えます。そのようにすると、結論は同じであっても、色々な考え方を互いに認識することができます。その後は、指定された語数で、個人でエッセイを書きます。書いた後は、またペアになって互いに読み、感想を互いに言いあったり意見を交換したりします。
 1月下旬には、本校は英語検定試験の準会場となります。高校2年生のうち、英語検定2級をまだ習得していない生徒は、全員検定を受検します。また、準1級、1級を受験する生徒も多くいます。英語検定においては、自分の意見を書く問題が含まれており、生徒たちには、授業においてだけではなく、検定試験においても練習の成果を発揮する場が用意されています。
 このようにして、中学校・高等学校では、日常の会話から学術的な議論までできるよう、また、私的な手紙を書くことから学術的な論文まで書けるよう、指導が行われています。

20190122-1.jpg20190122-2.jpg

20190122-3.jpg20190122-4.jpg

(中学校・高等学校教諭 西山 道恵)