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小学校のプログラミング教育

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 2020年度から小学校でプログラミング教育が始まることは多数報道され,みなさんに広く知られています。しかし,教育現場では,一部の学校や教員がそれに長けていて,全体的には不安が残っていることはあまり知られていません。文部科学省が掲げる目標は,確かに,的を射ていると思います。コンピュータをブラックボックスにしてはいけない。それを作った私たちが,的確に命令を与えて作業をさせる。その手法を中学生からではなく,小学生から学ばせたい。これからは,「読み・書き・パソコン」なんだ,と。
20181017-1.jpg 雲雀丘学園では,昨年度,授業ではなく,放課後に行う課外教室で,「プログラミング教室」をスタートさせました。ロボットプログラミング教室の「プログラボ」さんとタイアップして,学園内に「ヒロバ」と呼ばれる「ラボ」を全国に先駆けてつくり,幼稚園から中学校前半までの幅広い学年を対象として,活動がなされています。もちろん,これで「完了」ではありません。遅ればせながら,やっとスタートラインに立つことができたと考えています。昨年度の内に,まだ一部ですが,「プログラミング的思考」や「プログラミング教育」を研究題材とした授業が,「ラボ」を利用した授業も含めて,実践され始めました。
 本年度,小学校の教務部が提案を行い,約2年をかけて,「プログラミング教育」を全体で取り組むための「ロードマップ」が完成し,動き始めました。数年前から,メディア教育部会のメンバーや,教務部の中でささやかに議論されていたことが,ようやく実を結んだのです。本年度は,6年生の「PC」でビジュアル型プログラミング言語を使った図形を描く授業と,5年生の「PC」と「算数」が連動して,ビジュアル型プログラミング言語を学んだあと,「円と正多角形」の学習で活用していく授業を行う計画になっています。
 テレビゲームが初めて日本で販売された1970年代,それを偶然手にした私は,ゲームの機能と共に,パソコンが「進化」していく様子をこの40年間,見て感じてきました。高等学校に情報科ができた時も,その教員免許を取得する過程で,「高校生ならこのようなことは理解できるよね」と感じたのもつかの間,その考え方を小学生に教えることになるとは思いもしませんでした。1つひとつ前進していかなければならないと感じています。
(小学校教務主任 藤川雅康)