学園ブログ

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常務理事便り

2019年06月03日

「サントリー新入社員が来園、コミニュケーション力を」

~雲雀丘学園常務理事・学園長 岡村美孝~

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5月28日、川崎市多摩区でスクールバスを待つ小学生ら19人が殺傷されるという痛ましい事件が発生しました。何の落ち度もない子どもが明るい未来を失いました。同じ児童を持ち、学園に働くものとして胸が張り裂ける思いと、やり場のない強い憤りを覚えます。心からご冥福をお祈りするとともに、私たちは子供のより一層の安全に努めたいと思います。

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 初代理事長 鳥井信治郎先生胸像
先週月曜、サントリー近畿営業本部の今年入社の営業マン8人が雲雀丘学園を訪ねてきてくれました。本学園の創立者で初代理事長の鳥井信治郎はサントリーの創業者でもあります。鳥井信治郎は「利益三分主義」を唱え、事業活動によって得た利益は、その三分の一は社会に還元すべきとの考えを持っていました。

その精神は脈々と受け継がれ、今ではコンサートホールや美術館が運営されていますが、信治郎は老人ホームや雲雀丘学園の創立にも尽力しました。新入社員はサントリーの精神を知り、その学校を実際に見ようということで来たわけです。成地校長が一通り学園を案内したあと、学園に隣接する鳥井信治郎の住居を外から見学しました。

そのあと私は新入社員に、なぜこの地に鳥井信治郎が住み、どういう経緯で学園の創立にかかわったのか、また建学の精神である「親孝行な人はどんなことでも立派にできます」はどこに由来し、現在学園でどのように指導、実践しているかを話しました。

新入社員が鳥井信治郎の「利益三分主義」の精神を日ごろの営業活動に生かし、「やってみなはれ精神」をいかんなく発揮してくれればありがたいことだと思っています。

社会人として必要な能力はコミニュケーション力、親孝行とは親への感謝の気持ち。
新入社員8名に、アンケートでいくつかの質問をした回答です。入社してまだ2か月のフレッシュマン、何もわからない段階だと思いますが、私が予想していた結果となりました。参考までに結果を掲載します。(次のアイコンをクリックしてください)

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学園訪問(サントリー新入社員8名)へのアンケート結果.pdf


(2019.5.30)