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親孝行・やってみなはれ

2020年12月25日

「分かるまで考える」

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小学生の頃、父から算数を教わっていました。教わるときは、私が問題集の問題を解いて、1問解けたら父に見せにいき、あっていたら次の問題を解くというのを適当な時間まで繰り返していました。この問題集が私にとっては難しく、何分考えても解けないような問題ばかりでした。5時間かけて考えても1問も解けず、答えを教えてもらうこともありました。そのときによく言われたのが、「考えることで力がつくから、分かるまで考えてみなさい」です。
10分考えて分からなかったら、30分考える。
30分考えて分からなかったら、1時間考える。
毎週続けているうちに、じっくり考えることが習慣になり、考えることの楽しさを知りました。それからは、解けない問題があっても、「分からない」のではなく「まだ分かっていない」と思うようにしています。
今も教員として過ごす中で、授業や仕事のことで、うーんと考えることの連続です。そのたびに、父の「分かるまで考えなさい」を思い出します。時には人から教わることも必要ですが、まずは自分でしっかり考えることを大切にしていきたいと思います。

(中学校・高等学校 数学科 中2B組担任 大槻 和志)