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親孝行・やってみなはれ

2021年02月12日

「言葉を引き継ぐ」

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社会人になって20有余年、営業、マーケティング、企画、SCM等と様々な仕事に携わり、その折々で、壁にぶつかったり、悩んだりしましたが、上司や先輩、同僚の支えがあって、なんとかやってこられました。様々なアドバイスをもらったなかで、マーケティングに携わっていた頃に先輩から言われた2つの言葉が特に印象に残っており、今でも心掛けています。
《前工程も後工程もお客様だと思って対応する》
 仕事は自分一人で完結することはなく、縦・横、内・外と関わる人が多いもの。
 前工程の人も後工程の人も、自分のために動いてくれているのだから、
 たとえ同じ組織内の相手だからといっても、感謝の気持ちを忘れてはいけない。
 また、自分のところで仕事を滞留させると、後工程にしわ寄せがいくから、
 丁寧かつ迅速に渡すようにしなさい。
《2つ上の立場で考え、1つ下の立場で手足を動かす》
 上位職者になったつもりで視座を高く持って物事を俯瞰し、全体最適か判断しなさい。
 思考が自分本位になっていないか、多面的に考え抜いたか。
 あわせて、現場・現物・現実を理解していることが大事。
 現場感覚を持っていれば、実行性のあるプランを作ることが出来る。
件の先輩に、「良いアドバイスをありがとうございました」とお礼を言ったら、
返ってきたのは、「俺も先輩からもらったアドバイスだよ」。
その後、私はこれらの言葉をしっかりと後輩に引き継ぎましたので、
今もどこかで語り継がれていることと思います。

(中高校事務長 荻野 孝之)