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親孝行・やってみなはれ

2021年06月11日

両親に感謝!

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日々、本学の中高生と過ごしている中、自分がこの年代だった頃はどうだっただろう?とふと思うことがあります。親孝行をしっかりとできていただろうか?と振り返ります。雲雀丘の生徒は、しっかりと親に感謝し、今を精一杯がんばる姿勢を持っています。自分は?と思い返すと、親孝行といっていいものかわかりませんが、小さいときから経済的な負担を親にかけすぎるのはいかがなものかと意識して過ごしていた記憶があります。自分は双子の兄弟として生まれたため、習い事や何かを始めるにあたっても、「2人がいっぺんに何か新しいこと・お金がかかることを始めたら、親に負担がかかってしまうんじゃないか・・・?」と幼いながらに親に申し分けなく思っていたことを思い出します。中でも一番記憶に残っているのは高校進学~大学入学のときのことです。決して仲がいいわけではありませんでしたが(笑)、2人とも学力が同じようなものだったので、同じ私立の高校に進学することになりました。自分は「2人ともいっぺんに私立に入学・・・。親にそうとう経済的な負担をかけることになる。」と感じていました。しかし、親は、自分で決めた進路なら、ということで私立高校の入学を認めてくれたのです。自分は「せっかく2人とも私立に入学させてもらえたのだから、これはがんばらないと!」と強く思いました。父親は当時単身赴任でずっと九州にいながらも高校の学費を払ってくれていて、母親は一人で多感な時期の高校生の双子の面倒を見て、毎朝お弁当を作ってくれていました。そして月日は流れ、高校3年時の大学進学を控えた秋~冬頃、双子で話し合いました。「お前、大学どうすんねん?俺ら大学まで私立はあかんよな。ここまで親に苦労をかけたんやから、絶対受かろうぜ!」珍しく話し合ったのを覚えています。2人のがんばりが見れたのか、親もうれしそうでした。無事大学進学~卒業、そして社会人になり、今も親には感謝の気持ちしかありません。普段はなかなか照れくさくて直接感謝の言葉は言いにくいですが、これからもずっと家族、そして両親を大切に思う気持ちを忘れません。

(雲雀丘学園中学校・高等学校 中1学年担任 技術家庭科 増田勝彦)