学園ブログ
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親孝行・やってみなはれ
2023年01月16日
889番
今日は1月14日。中学入学試験が行われています。
思えば、かなり昔になりますが、私も、私立中学受験をしました。なんとか
無事に合格しましたが、いまだに、母親からの言葉を思い出します。
「やや苦しいけど、必ず受かる」
受験番号を見て、良いゴロを見つけようと必死に考えたのでしょう。ところが「889番」は、
なかなか良い番号ではないので、困ったのだろうと思います。呪文のように「やや苦しいけど、
必ず受かる」と言われていたことを思い出しました。
当の本人は番号など気にしてなかったのですが・・・。
思えば、その後の人生も889番でした。
大学受験に失敗し、浪人。二度目の受験も、滑り止めに落ち続け、最後の最後に行きたかった大学に拾われました。学園赴任前に勤めていた会社生活も、山あり谷ありでしたが、なんとか乗り切ってきました。
「やや苦しいけど、必ず受かる」と言う言葉は、苦しくなるとなぜか頭をよぎります。
母が考えた、たかが中学受験の呪文ですが、不思議なことに自分の中で生き続けました。
今日も、控え室で、我が子を待たれている保護者の方々の背中を見て、在りし日の母とダブって
目頭が熱くなりました。受験生の皆さんに、佳き春が来ることを、心から祈ります。
（雲雀丘学園事務局長 永井 真三）