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2026年09月17日

子どもの「描きたい」を支える最初の一歩

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 真っ白な画用紙を渡すと手が止まってしまい何も描けなくなる子どもがいます。言いかえると最も思考しているんだということに間違いはありません。「さて、何を描こうかな。どんな絵にしようかな。」とあれこれ思い巡らしている時間は、ものづくりの醍醐味であり、楽しみでもあります。図工の指導では、教え込むのではなく子どもが自分自身で考えて作り上げたのだというスタンスを大切にしています。そうすることで子どもたちに少しずつ自信をつけさせるように心がけています。
 授業では、制作のきっかけとなる「最初の一歩」を示しています。例えば画用紙の真ん中に1 つの点を打つ、1 本の線を引く、指でイメージを描いてみるなどです。この一歩が次の表現へと繋がり、子どもの描きたい気持ちを引き出すことになります。また、手を動かす課題( 切る・貼るなどの基本的な動作を繰り返す課題) で巧緻性を高めています。これら基本的な動作を繰り返すことで、手先の器用さや感覚を定着させ、これまでできなかったことができるようになることが目標です。
 絵や工作は単なる作品ではなく、子どもの心の内面や置かれた状況を映し出す鏡( 手がかり) であると思います。教師がそのサインをキャッチし、ありのままを受け止めることで、心が救われる場面が多々あり、豊かな創造力と自己肯定感を守る礎となります。

(雲雀丘学園小学校 図工専科 今橋 奈緒子)