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2026年10月01日

1番の親孝行

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 今年、息子が18才になりました。誕生日ケーキのプレートに「祝成人」と書きながら、あっという間に過ぎた子育ての日々を思い出していました。
 息子は産まれてすぐ脈拍が300近くになり、通っていた産院から大病院に運ばれました。産後のふらふらな体で、上手く事態が飲み込めず、泣きながら付き添ったのを覚えています。その後も発作を繰り返し、ついには薬でも抑えられず、赤ちゃんの拳ほどしかない大きさの心臓に、危険な手術も経験しました。まだ3㎏もない小さい体に多くの点滴の管がつながれ、見ているだけで辛い日々。妊娠中も運動会や水泳と動き回っていた自分を責め、快復することを祈りながら、毎日病院に通っていました。
 NICUには、様々な子どもたちがいました。私の子どものように、治療ができて治る子ばかりではありません。障害が残ってしまう子や、治療ができず命を落としてしまう子もいました。昨日まで隣に寝ていた赤ちゃんが、今日はいないという事もあり、胸がしめつけられる思いでした。
「生きていることは、当たり前のことではない。」子育ての中で私が強く感じた事です。息子は反抗期もあり、もっとこうして欲しいとぶつかる事もありました。でも、健康に生きて成長できることは、本当はすごいことなんです。1番の親孝行は、「子どもが元気で笑顔でいること」。命あることに感謝しながら、子どもと一緒に過ごせる時間を大切にしたいと思います。

(雲雀丘学園小学校 4年主任 和田 智恵美)