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2025年07月18日

続 娘たちの親孝行

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 長女が生まれた年に今の自宅での生活が始まりました。近くに公園がたくさんあり歩道が広く自然が豊かな町が気に入って決めました。娘が2歳になってからは,毎週の休みの日には,公園まで散歩に行くのが日課になっていました。広い中央公園に行くには,家から1.5㎞歩きます。公園の色々な遊具を巡ると1時間はかかります。朝,水筒を持って9時に家を出て12時頃に帰る約3時間の行程です。
 公園には,駐車場もありますが,いつも歩いて行きました。季節の移ろいを感じながら,草花や虫を見たり,散歩している犬をなでたり,時々空き地に入ってみたり,雑木林を探検したりと私も幼い頃に戻った気持ちで楽しみました。娘は,しっかり歩くので,ご飯もたくさん食べ,夜もぐっすり眠りました。
 反対に5歳下の次女は,歩くのがあまり好きではなく,長女のように遠くへの散歩には出かけませんでしたが,近くの公園や空き地で虫を眺めるのが好きな子どもでした。妻が運転免許をとり,自動車を運転するようになって移動手段が車になった影響もあるかもしれません。その代わり,図書館に行って本を借りるのが好きになりました。自分のカードと私と妻のカードで合計15冊借りて帰るのが毎週の恒例でした。
 就学前に,足腰が鍛えられた長女と本好きになった次女,二人とも牛乳とお茶を飲み,好き嫌いもなく食欲旺盛で,早寝早起きの毎日を過ごすことで,めったに風邪をひかず健康に育ってくれたことが一番の親孝行であったと思っています。わずかな子育ての経験から,散歩と読み聞かせは,幼少期の成長には,効果的な学びであることを説明会などでアドバイスすることにしています。
 
(雲雀丘学園小学校 校長 井口 光児)