学園ブログ

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学園長便り

2021年10月19日

「大敗から得るものは大きい」

~雲雀丘学園常務理事・学園長 岡村美孝~

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コロナの猛威が収まりつつあります。昨日(10月18日)の感染者数は東京で29名、大阪で29名兵庫で9名となっています。一時のことを思うと信じられない位の数字です。毎日あれほど警鐘を鳴らしていた科学者もこの激減ぶりを説明出来ないでいるようです。このことは科学的な根拠もなく増加を説明していた裏返しとも言えます。

幸い雲雀丘学園はクラスターに見舞われることもなく、2学期の始まりこそ学園で数名の感染者の発生がありましたが中旬以降は感染者の報告は聞いていません。しかしこんな時こそ要注意。「周りの人は全て陽性者の可能性がある」という心構えで気を抜くことなく対応しなければなりません。

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試合前の円陣(対県立大附)
さて今年の兵庫県高等学校サッカー選手権大会は2回戦、雲雀丘学園は神戸弘陵に12対0で敗れました。1回戦を5対0で県立大附に圧勝し勇躍挑んだ神戸弘陵の壁は予想以上にたいへん厚いものがありました。しかし新チームが出来て半年、兵庫県でベスト32を確保し16位を目指したサッカー部に心から敬意を表したいと思います。あっぱれ!




試合は神戸弘陵に圧倒され叩きのめされた感はしますが最後までチャレンジャーの心意気を失わず戦いました。この大敗は必ずや君たちの今後のクラブ活動やさらにはのちの人生に大きな宝となって表れると思います。それは出場した選手のみならず控えにまわった選手も全く同じです。この12対0の敗戦は雲雀丘学園全体で受け止める教訓になりましょう。

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神戸弘陵学園高校               試合前の両チーム

昭和33年ですから今から60年ほど前のプロ野球の話をします。鳴り物入りで立教から巨人軍に入団した長嶋は開幕初戦国鉄の金田のまえに、あえなく連続4三振を喫しました。プロとしての誇りが神宮のスターを完膚なきまでに叩きのめしたのです。この年長嶋は2冠をとって新人王になります。その長嶋は今年の東京オリンピックで王や松井と一緒に開会式で聖火を運んでいてご記憶の方も多いと思います。

以前のブログでも書きくどいようですが、クラブ活動が大切なのは活動を通じて人間力を磨き高めて行けるからです。サッカーだけやってもダメ勉強だけでもダメ。両方をやりこなしていくことで人間力すなわち、社会で通用する力、生き抜く力がついていくのです。クラブ活動はいかに集中して取り組めるかが肝要。そのためには本人はもとより指導者保護者の理解と協力が必要であることは言うまでもありません。成果を上げている学校にはそんな秘訣があります。

(2021.10.19)