学園ブログ

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常務理事便り

2022年09月05日

Vol 22 サントリー社視察団、学園に現る

~雲雀丘学園常務理事 成地 勉~

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 本日、サントリー社海外拠点(アジア、オセアニア、米国、欧州)の責任者クラスの幹部が13名本校を訪問してくれました。
目的はサントリー社が世界にたくさんの拠点を持つグローバル企業になり、様々な文化的な背景をも持った人々が集う会社に成長しましたが、ONE SUNTORY として成長を続けていくために、創業者の精神を学び、共通の哲学を持った経営幹部を育成していこうとする取り組みの一環です。そこで、創業の地、大阪では創業者鳥井信治郎氏がどのような経営哲学を持ち、会社の成長や社会に貢献したかを学ぶというプログラムとなりました。特に、信治郎氏が取り組んでこられた社会貢献の象徴として本学は紹介され、見学されたわけです。
 本学創立の歴史に含まれる、信治郎氏の考え方(孝道、やってみなはれ精神)、創立の精神についてお話をさせていただきました。また、それらに加えて、陰徳こそ最高の徳として考えられていたことから、サントリー社が本校をサポートしている事は社会に対して広く知らしめるようなことはしていないことも併せてお話させていただきました。
 CSR(Corporate Social Responsibility)の考え方が一般的になってきて少し変わってきましたが、今でも数多くのサントリー社員でさえ、本校とサントリー社の関係については知らないことともお話し致しました。こうした陰徳についての考え方は欧米との文化の違いとして、参加者の心に響いたようでした。

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 折角そうした人たちが来てくれたわけですので、一通り、学園や学園のフィロソフィーについて説明した後、中学校3年生の書道の授業で生徒と交流しながら書道体験をしてもらいました。また、小学校では英語の時間に訪問し、子どもたちの質問を受けるなど活発な交流を行うことができました。
 小学校でも中学校でも恥ずかしがらずに、交流したり、質問したりする子どもたちも数多くいて、有意義な交流になりました。
 帰りがけに、多くの参加者が、とても勉強になった、素晴らしいセッションだったとおっしゃってくださいました。我々も孝道をはじめとした創立の精神の共通理解の下、子どもたちの成長に寄与していくことの重要性を再認識できた視察団受け入れとなりました。