学園ブログ

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常務理事便り

2022年11月04日

Vol 28 アンケートを読む

~雲雀丘学園常務理事 成地 勉~

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 保護者の皆様からのアンケートをすべて読ませていただきました。
多くの方は雲雀丘学園の教育の内容、児童生徒への対応等についてご満足をいただいておりますが、中には手厳しいご指摘もありました。
 幼稚園では給食や預かり保育についてのご不満、小学校では低学年はカバンや持ち物の重さからくる負荷へのご心配、教員の指導スキルに対する不安や不満、また、高学年では受験についての不安や、教員とのコミュニケーションについての不満なども見受けられました。中高になると、受験指導や学習面での手厚さを求める声、公欠時のモバイルによる授業対応などを求める声が多かったように思います。

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 こうしたご指摘やご不安・ご不満にはできるだけの解を出さねばならないと各校種で真剣な審議、議論が交わされています。中には長年にわたり同じような内容が繰り返され、教員も何とかせねばと思っているものの良い解が出せず、結果的には問題点が変わらず、ご不満になることも多いかと思います。もちろんすべての声をそのまま反映させることは難しい面もありますが、絶えず少しでも前進すべく検討を進めています。
 例えば服装について言えば、小学校では長年にわたりズボン(パンツ)の制服化がアンケートに上がってきていましたが、昨季よりズボン(パンツ)を男女とも制服バリエーションとして採用し、ご希望にお応えしました。冬になるとズボン姿の児童も増えています。このズボン(パンツ)は中高女子にも対応予定です。
 このように各校種とも皆様の声を真摯に受け止め、改善できるものはできるだけ改善するよう議論を進めていることは是非、ご理解いただきたいところです。
 Face to faceのコミュニケ―ションは相互理解のためは欠かせません。一方、コロナ禍のために対面で話し合う機会は以前と比べると激減しています。こうしたことも大いに改善余地があるのではないかと思っています。様々な不安や疑問に対しては、アンケートだけではなく懇談会形式でご意見を伺い、学園としての考えを理解いただくことも必要ではないかと思っています。校種毎にそうした取り組みをできないものかと腐心しているところです。皆様からのお声を成長の種としてしっかりと受け止め、より良き学園、関西を代表する一流の学園への成長を期して取り組んで参ります。