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2026年11月05日

親孝行とはなんだろう

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 年老いたせいか、校外で創立の精神を話すからか、このブログがあるからか、親孝行について、自分の人生や生活ではどうなのか考えることが多くなりました。
 「親孝行でしたか?」を墓前や独居老母に尋ねることができますが、尋ねるものでもなく、無意味で、「孝道は無限の道」だと思います。雲雀丘の卒業生であるわが子たちが、親孝行だったのか、親孝行されたか、これも無意味なことであり、親としてうれしかったことは何だったかシーンを考えてみました。
 1.自分が親になったとき
 よく言われる言葉ですが「生まれてきてくれてありがとう」妻にも「産んでくれてありがとう」の気持ちがいっぱいで、この気持ちはその後の成長の中でも感じましたが、誕生=親になった時は実にうれしかったです。
 2.子どもがうれしかったとき
 家庭でも学校でもうれしそうな笑顔、褒められたり表彰されたり、クラブの試合で頑張ったり勝ったり、大学に合格したり、結婚したり、出産したりと、子どものうれしさからたくさんのよろこびをもらいました。
 3.子どもの成長を感じたとき
 幼稚園の誕生日会で名前がしっかりと言えたとき(わが子の幼稚園や学校行事での機会も記憶も少ないですが、先日、孫の動画を見ました。)、バレーの試合でスーパーレシーブでチームを救ったとき、キャッチボールでいつの間にか、投げてくる球が速くなっていて、痛くて怖くて危険を感じてやりたくなくなったとき、学問的に親の知識をはるかに超えたと感じたとき、長距離運転の車に乗せてもらったとき、食べるだけでなく酒量でも負けたとき、母親と同じ味の唐揚げをごちそうしてもらったとき、病気の看病や世話をしてくれたとき、結婚の許可のために知らない人を連れてきたとき。
 年齢によって違いますが、これが生きる力や親越えなのかと思います。多くの方に支えられた結果だとみなさんに感謝の気持ちでいっぱいです。
 4.子どもに頼りにされたとき
 自立しろ、頼るな、自分で考え、行動しろと言ってきましたが、人生の節目や大事な場面で「ごぶごぶ」対等関係で意見や助けを求められた時に、とてもうれしく感じました。経済的な自立と精神的な自立に進んでいるのかもしれません。
 最後に、思うまま書きましたが、こんな話しを子どもたちとできたらもっとうれしいと感じると思います。やっぱり、親孝行は深遠無限永遠なり。

(雲雀丘学園中学校・高等学校  校長 中井 啓之)