学園ブログ

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常務理事便り

2019年12月11日

「yatteminahareを知りたい。ブランズサントリー社来訪」

~雲雀丘学園常務理事・学園長 岡村美孝~

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前回の学園長便りで「朗報続く雲雀丘」として直近の嬉しいニュース三つを紹介しましたが先週末(12/7)、またまたビッグなニュースが飛び込んできました。「第4回日本パラスポーツ賞」(今年の国内外の障害者スポーツ大会で優れた成績を収めた選手やチームの表彰)の優秀賞に、聴覚障害者テニス世界選手権(トルコ・アンタルヤ)女子シングルスで、史上初の金メダルを獲得した喜多美結選手が選ばれました。喜多さんは2017年3月雲雀丘学園高等学校を卒業、在園中はテニス部で近畿大会に出場するなど大活躍をしました。現在は関西大学に在学中です。

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喜多美結さん
卒業アルバムから
読売新聞のインタビューに「やってきたことが形になった。びっくりしたけど注目されてうれしい」と語っています。目標は2021年に開催される聴覚障害者の国際スポーツ大会「デフリンピック」での優勝。「テニスを通じ障害への理解を深めたい」との決意に学園も大きな期待と拍手を送りたいと思います




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ブランズサントリーの皆さんと創立の精神の碑の前で
(クリックで拡大します)
さて今日(12/10)は,海外のお客様の来園がありました。ブランズサントリー社で東南アジアを中心に20か国で「チキンオブエッセンス」という栄養ドリンクを販売する会社です。ここの社員や幹部9名がお越しになりました。因みにこの会社には雲雀丘学園中高も東南アジア修学旅行の見学先としてお世話になっています。来園の目的はサントリーの創業者鳥井信治郎が関係した雲雀丘学園に流れている精神を読み取ろうとするものでした。私は学園創立時の開園式や10周年の記念式典時の鳥井信治郎の写真などをお見せし「親孝行」や「やってみなはれ精神」について話しました。皆さんからは「鳥井信治郎の利益三分主義はどう教えているのか」「校種の連携はどうとっているか」「親孝行ややってみなはれはどう実践しているのか」などの質問が次々ありました。

感想文を書いていただきましたが、東南アジアで働くサントリアンが、雲雀丘学園をどう感じたか、どう見たかが興味深く書かれていますのでそのまま掲載します。

・この度は大変貴重な機会をいただき、ありがとうございました。施設がとても充実しており、子供たちの学びに最適な環境だと感じました。
・教育の根底が親孝行という考えに深く共感しました。学園長をはじめとした皆さんの熱意のもと、それを幼稚園から高校まで一貫して実践され続けていることが、国公立大学の合格数といった結果に表れているように思いました。
・多くの企業において、事業の拡大とともにその本来の目的が薄れがちになる中、雲雀丘学園こそ利益三分主義の象徴であり、Growing for Goodの実現に向けて働くということの意味を体感できたように思います。
・毎年、新たなチャレンジをリポートにまとめ、それを翌年に振り返るという活動は、我々の目標管理制度と通じるものがあり、やってみなはれという言葉の重みや重要性を改めて感じました。
・社員の成長だけでなく、社会のリーダーを育成しようという姿勢に感銘を受け、また、そんなサントリーで働いていることを誇りに思いました。
・花壇の苗木や修学旅行等、様々な点でサントリーとの繋がりを感じ、嬉しく思いました。ぜひ一度私たちの国にもお越しください。
・是非今回の訪問で得た経験を一緒に働く仲間たちに伝え広めていきたいと思います。