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「氷が溶けると何になる?  里里プロジェクト②」

~雲雀丘学園常務理事・学園長 岡村美孝~

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「氷が溶けると何になりますか?」理科の問題です。皆さんは何とお答えになりますか。「水に決まっているだろ」でしょうか。ある児童が試験で「氷が溶けると春になる」と答えました。あなたが採点者なら、×ですか。△ですか。〇ですか。それとも◎でしょうか。

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             親子共同作業                      里里池の全容

雲雀丘学園では昨年より「里里プロジェクト(以下「里里」)」を推進しています。これは学園全体を「里地・里山・人里」に見立て学園生活全体が自然と溶け合うような環境づくりを目指そう、そして情操豊かな子供たちを育てようというものです。その核となる場所が「里里池(仮称)」。告天舎と幼稚園の間にある空池で放置されていました。「里里」はそこを整地することから始まりました。

昨年11月、そして先週末と2回の親子共同作業を実施し延べ1000人以上の参加を頂きながら、「里里」の土台、基本的な枠組みは出来上がりました。「里里池」には田んぼが2つ、池が2つ、40mのせせらぎ(小川)、湧き水池、井戸が誕生しました。今後はいわばその舞台でどう演ずるかにかかってきます。

思いつくままに勝手に挙げるなら、「春の小川はさらさら行くよ」「めだかの学校は川の中」の童謡の世界の実現です。来年の春の七草はスーパーでなくこの池の周囲で草摘みをしたいと思います。秋の七草は今年は間に合わないかもしれません。そして念願の稲の収穫です。田植えですが指導をいただいているビオアの米本さんの御意見では春の連休明けになりそうとのことです。新入学時には記念の植樹もしていきます。全員がアイデアを出し合ってワイワイガヤガヤ、楽しく面白い「里里」を作りましょう。

「里里」で子供たちが自然に触れ合う機会は格段に増えます。机上の知識より体験、認知能力偏重から非認知能力尊重へ、疲れた子供からキラキラ目の輝く元気な子供へ。これらは先生方にとっても、また学園にとっても変革を迫られる挑戦分野です。まさに前例のない取り組みとなります。
「氷が溶ければ春になる」と答える夢とロマンに満ちた子供たちこそ「里里」の願いです。

(2020.2.12)

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