学園ブログ

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常務理事便り

2020年03月02日

「必ず親孝行します!高校卒業式」

~雲雀丘学園常務理事・学園長 岡村美孝~

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雲雀丘学園高等学校の第62回卒業式が、昨日(2月28日)、新型コロナウイルスの感染拡大を警戒の中、無事終了したことをうれしく思っています。卒業式は証書授与をクラスごとの代表授与にし、来賓の祝辞をやめるなど時間短縮を図りさらに感染予防対策を講じて行なわれました。

20200302-3.jpg私は卒業生代表の答辞に大いに感動しました。3年間の高校生活を振り返り、自らの成長には常に仲間の存在があったこと、個人的にはギターマンドリン部の全国大会で指揮を務め、それは終わってほしくない10分間だったとし、一方、残念ながら目標に届かなかった成績には、努力の結果は形としては現れるとは限らないことを学んだ瞬間だと語りました。

そのあと高校生活でお世話になったすべての方の名をあげてお礼を伝え、特に先生方には人として大切なことを教えていただいたと感謝しました。そして最後に名前を挙げたのが心から尊敬するご両親でした。嬉しいことがあればだれよりも喜び、辛い時には誰よりも心配してくれた両親がいたからこそ、怖けず挑戦し続けられたのだと結びました。そして感動はこの後でした。壇上で回れ右をするや会場に向かって大きな声で「いつも本当にありがとう。必ず親孝行します!」。

答辞の卒業生は幼稚園から15年間学園に通ってくれた生徒です。雲雀丘学園で、親孝行、挨拶、やってみなはれ精神を学んでくれたものと思います。卒業生に「幸多かれ」と願わずにはおれません。

さて安倍首相は卒業式の前日の2月27日、3月2日から全国一斉に春休みまでの臨時休校を要請しました。学園としては3月2日(月)から3月15日(日)までを臨時休校とすることに決めました。その後については、ここ2週間の推移を見て決めます。2週間の休校は学習面の遅れや家庭への負担が懸念されるため校種ごとに対策を考えてまいります。何か困ったことがあれば遠慮なく私も含めてご連絡ください。

安倍首相の要請は唐突感もあり現場では様々な課題も抱えています。しかしことは非常事態であり知恵を出し合って克服しなければなりません。初期の対応で日本は世界から少なからず非難を受けています。東日本大震災の時、日本は世界から他を優先する素晴らしい国との賞賛をいただきました。その時を思い出して力を合わせて困難を乗り切ろうではありませんか。(2020.2.29)