学園ブログ

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常務理事便り

2022年12月02日

Vol 33 ビッグニュース ―驚き、奇跡の勝利⁈

~雲雀丘学園常務理事 成地 勉~

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 早朝、携帯のマナーモードの振動が連続的に私の枕もとで響きました。地震でもあったかと思い、携帯の画面を見ると更にびっくり!!なんとサッカー日本代表がスペインを破り予選リーグをトップ通過、という見出しが飛び込んできました。階下へ降りると家内も「すごいね!」と驚いています。私はサッカーの素人ですので詳しい友人にそのすごさについてどれほどなのかを聞いてみました。曰く、「日本サッカーの歴史が変わるくらいのすごい事!!サッカーの超強豪国のドイツ、スペインに勝つ、しかも逆転でとはあり得ないこと。だが、それができたのは力か付いた証拠!ゆえに歴史が変わる!!」と言っていました。まずはこれらの素晴らしい勝利を演出した選手・監督・スタッフの皆さんに賛辞を送りたいと思います。決勝トーナメント進出、おめでとう!!

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 彼は続けてこんなことも言いました。「今回はモロッコが世界ランキング2位のベルギーなどを破って予選1位通過、チュニジアがサッカー大国フランスに勝利、サウジアラビアが南米の雄アルゼンチンに勝利等、たくさんのサプライズが生まれている。これは世界各国のレベル差が縮まってきた証左、そしてなぜ縮まったのかはサッカーのグローバル化が要因と言っていい。つまり、日本を含め各国のトッププレーヤーの多くは国外のトップクラブチームでプレーすることがあたりまえになり、そこでトップクラスのスキルや戦術を身につける、世界各国でそんなことが起きているので、今の選手に〇〇国の選手はすごいという感覚は少なくなっている、クラブに戻ればチームメイトなのだから。グローバル化することでサッカー後進国と言われていたエリアの国も技術があがり、劣等感もなくなってきていることが大きいと思う!!」と示唆に富んだ話をしてくれました。
 翻って教育的側面からこうしたことを考えてみると揉まれることが如何に大切かということではないかと思います。お山の大将のままいれば楽でしょう。しかしそれ以上の成長は見込めないのではないでしょうか。自分の得意な山を離れて様々な山で揉まれることで新しい知識や更に強く生きる力を身につけることができる。生徒児童もそして教職員も含めて、更なる高みを目指していくには多くの場所で揉まれていくことが必要であるということをあらためて教えられたサッカー日本代表の勝利となりました。