学園ブログ

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常務理事便り

2024年05月23日

Vol 9 歓声響く

~雲雀丘学園常務理事 成地 勉~

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 中高は今週、中間試験週間で生徒たちは真剣に考査に臨んでいます。通学時の生徒たちは参考書や問題集を手に専用通路を通ってきます。放課後は校舎の自習室や「道しるべ」の空きスペースで勉強する生徒たちが数多くいます。あと1日頑張ってほしいと思います。最後の粘りがきっと功を奏します。
 こうした中、小学校では二つの歓声が響きました。

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 一つ目は運動会の予行での応援の歓声です。実際の運動会は5月25日(土)ですが、本番を前に昨日の午前中を使って、児童全員による予行練習がありました。本番は兄弟学級単位での運動会になるので、児童全員が他学年の競技や演技を見られるように、と先生方が考えてくれました。低学年の児童は大きくなったら、上級生のように踊りたい、上級生のように早く駆けたいと思うことでしょう。ロールモデルを間近に見ることで将来のイメージを想起して成長のモチべーションにしてほしいとの願いからです。どの学年も4組に分かれ、帽子の色は同じですから、全学年で自分の色のクラスを応援します。上級生のリレーは応援の歓声で大盛り上がりでした。みんなと一緒に何かをすることの喜びや達成感を味わい、自己肯定感や効力感につながってほしと思います。

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 二つ目の歓声は「ひばりの里」から聞こえてきました。昨日と今日、三年生の児童がクラスごとに、まもなく行われる田植えに向けて雑草抜きをしてくれました。昨年、水の張った田んぼで代掻きをしてくれた学年です。水はまだ入っていませんが、裸足で入っていますから土の冷たい感触にひやひやドキドキの歓声が上がります。草の間に潜んでいたバッタの赤ちゃんやイモリの赤ちゃんの発見に草抜きを忘れて大騒ぎの歓声が上がります。今の子どもたちは田植え前の田んぼの自然を経験することはあまりないでしょう。様々な自然を体験することは人としての成長に大きな影響を与えるという話を聞いたことがあります。自然のありがたみがわかり、そうしたことを土台に心豊かな大人に成長してほしいと思います。