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常務理事便り
2024年09月20日
Vol28 大山へ
~雲雀丘学園常務理事 成地 勉~
中1生が鳥取県の大山登山に挑みました。学校ブログにも詳細がレポートされていますが、18日に本校を出発、3時間ほどで現地に着き、翌日19日に無事、登山に成功したようです。1729メートルの別名伯耆富士に挑戦し、目的を達成できたことは中1生にとっては大きな自信になり、素晴らしい思い出になったに違いありません。大山でもサントリー社の支援をいただきました。大山にある同社の天然水工場を見学し、自然と共生する天然水づくり等についても学んだようです。目にも止まらぬ速さでペットボトルに水が充填されていく回転式の充填機に驚いたとレポートされていましたが、設備の高度化に対する中1生らしい感想だと思いました。
ご家庭や教室という日常を離れて、仲間とだけの非日常体験は形成しつつある人格に大きな足跡を残すものです。「あの時の仲間との経験が・・」「あの時、みんなとできたことが・・」「あの時、何とかみんなと一緒に頑張れたことが・・」という言葉となって、後々人生を振り返ってみた時に、大きな節目であったと感じることが度々あります。本当は教員の同行しない、仲間とだけの旅や行動が人の成長にはより有益ではないかと思っていますが、学校活動としては教員の同行なしとはできませんから、次善の策として、このような機会を数多く設けることが大切であると思っています。
私などの時代は小学校から高等学校まで、遠足や修学旅行はありましたが、学校から外に出て宿泊し、様々な経験をする臨海学校や林間学校はありませんでした(田舎でしたからその必要がなかったのかもしれませんが)。本校はこうした非日常体験を中1~高2まで学年ごとに設けています。非日常体験の中での気づきや感動がそれぞれの人格の血となり肉となっていくことを期待しています。
三日間で少し成長した中1生は本日、帰ってきます。
お疲れ様でした!よく頑張りました!!