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2025年11月07日

親になって

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前回,この場で文章を書かせていただいたときは,我が子(第1子)が産まれた年でした。それから早や5年。我が子の成長を見守りながら,「親は,こんな場面でこんな気持ちになるんだ。」と学ぶ日々です。

 そんな中,現在は6年生の担任を務めているので,先月開催された総合発表会では,クラスの子どもたちと共に劇に取り組んできました。私は6年生の担任として劇を作るときには,テーマを「親と子」に設定しています。これまでも数回,そのテーマで劇の台本を書いてきましたが,今年度は自分自身の中に親の目線が加わったこともあり,今までの自分には書くことができなかった台本になりました。私が今回の劇を通して,子どもたちに,そして保護者の方に1番伝えたかった言葉が台本の中にあるので少し紹介します。

子どもたちへ「あなたがいる,ただそれだけで,強くなれる」
これはシンガーソングライターのuruさんの「あなたがいることで」という曲の歌詞ですが,当たり前のようにいる親がどれほど自分にとって心強く,支えになっている存在であるかを改めて考えてもらいたいという思いで取り入れました。

保護者の方へ「ぼくたちは,あと,どのくらい一緒にいられるんだろう」
子どもと過ごせる時間は有限です。今の自分の人生をこれほど豊かにしてくれている我が子に対して,親として日々どれだけのことができているだろう。そんなことを少しでも振り返ってもらえたらなという思いで書きました。

本学園は「親孝行」な人を育てる学校です。親孝行は子どもに焦点が当たりがちですが,そんな子どもを育てたい親としてするべきこと・できること,親の在り方をこれからも日々考えていきます。

(雲雀丘学園小学校 6年担任 小田 剛士)