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2025年10月10日

エールを送る

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 3月1日に、車いっぱいの荷物を乗せて、野球のアナリストを目指す息子を、妻と群馬県まで送りました。その日からあっという間に半年が過ぎました。息子は今、新しい場所で4人部屋での共同生活を送っています。想像するだけでも、気を遣うことや大変なことが多いだろうと思います。私には漏らしませんが、妻には時々弱音を吐くこともあるようです。
 7月に3日間だけ帰ってきました。私たちが安心したのは、文句を言いながらも笑顔と健康な体で帰ってきたことでした。これが、親にとって何よりの喜びであり、離れて暮らすことの寂しさを埋めてくれる唯一の薬です。
 しかし、先日、息子から(もう辞めたい、辛い)と、最大級の弱音が書かれたLINEが届きました。どんな様子なのか、何があったのかとても心配しました。妻がすぐに電話をして話を聞きました。野球部の裏方を担っていく上で、様々な問題に直面しているようでした。すぐに会いに行くことができないので、彼の話を聞くことしかできません。本当にどうしようもできなくなり、心が折れてしまっているのか、またもう一度立ち上がれるのか。親としてはまたもう一度立ち上がり、夢に向かって進んでもらいたい気持ちでいっぱいです。とは言え、心の片隅には、道は一つではないし、親として守ってやらないと。と、葛藤がありました。数日様子を伺っていると、友達や先輩に支えてもらい、乗り越えることができたようです。息子にとって試練の連続ですが、親にとっても同じです。
 久しぶりに帰ってくる年末には、愛犬も含めて旅行に行く計画をしています。久しぶりに家族みんなで過ごせる時間。彼がこの半年で経験したこと、感じたことを聞くのが今から楽しみです。文句ばかり言いそうですが。笑
 息子が選んだ道。親としてできることは、全力で信じきること。受け入れて応援することだけです。

(雲雀丘学園小学校 副校長入試対策主任 今井 徹)