学園ブログ

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学園長便り

2021年04月15日

「コースへ向けて一礼」

~雲雀丘学園常務理事・学園長 岡村美孝~

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新年度のいろいろな行事が終わり、今週から本格的な登校が始まりました。進級生や新入生も加わってどこか初々しさと活気がみなぎります。小学1年生には大きく見えるランドセルを背負い、これまた少し大きめの制服を着て、大きな声で身丈一杯に挨拶する姿に心が和みます。学園はこの子供たちをしっかりと育てなければならないのです。


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事務局前の花壇 ノースポール            シレネ

マスターズで松山英樹選手は歴史的勝利を収め、早朝から多くの日本人が歓喜の声をあげましたが、もう一つ日本人にとって誇りとなる出来事がありました。優勝決定の直後、松山選手のキャディ早藤氏のとった行動です。早藤さんは優勝者の記念品となる18番のフラッグを取り、ピンをカップに戻したあと、脱帽しコースへ向けて一礼をしました。この行為を世界は賞賛したのです。

早藤さんの「コースへ向けて一礼」までの動作は実に自然で淡々としたものでした。スポーツマンシップもさることながら、常に相(あい)対するものに感謝と敬意を払う姿勢が備わっているのだと思います。

今年の高校の入学式では私の祝辞は文書にしました。改めてここに掲載したいと思います。

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第66期生の皆さん、ご入学おめでとうございます。

たくさんの私立高等学校の中から雲雀丘学園に入学していただいたことを大変うれしく思います。このご縁を大切にして皆さんは懸命に学び、私たちは皆さんが目的を達成するよう全力で努めます。今日をスタートとしてお互いに頑張ろうではありませんか。

そこでいくつかお願いがあります。皆さんはこれから高校生活を送りますが、まず最初は「3年間でやれる目標を持て」ということです。大学進学は別にしましょう。人間は目標をもって日々を過ごすのとそうでないのでは3年たてば大きな差が出てきます。雲雀丘学園は挑戦する気持ちを大切にします。「やってみなはれ精神」です。小さなことでもいいので一生懸命打ち込み、何かをつかんで卒業してほしいと思います。

二番目は挨拶を率先して実践し毎日を楽しく元気に過ごしましょう。確かに勉強は厳しいかもしれませんがそれでも笑顔!です。自らを鼓舞し、周りを明るくしてください。これを実践することであなたは立派な社会人に育っていくのです。余談ですが宝塚歌劇団の生徒は毎朝、鏡を見て、笑顔の確認と練習をするそうです。心と表情は表裏一体です。

最後は「お父さんお母さんに感謝を」です。今日入学できたのはあなた一人の力ではありません。ご家族をはじめ周りのいろいろな支えがあったからです。親孝行は感謝の心が出発点。世の中で一流の人は実業界、スポーツ、芸能を問わずみんな「有難い」という心を持っています。特に雲雀は「親孝行」、親孝行な人はどんなことでも立派にできます。

昨年、雲雀丘学園は創立70周年を迎えました。2021年度からは、コロナは変革のチャンスとしてRE BORN、新しい学園づくりに取り組んでまいります。皆さんと学園生活を送れることが楽しみです。やってみなはれ!
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(2021.4.15)