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常務理事便り

2025年07月29日
Vol18 夏休みの出来事 壱
~雲雀丘学園常務理事 成地 勉~
夏休みに入って早くも1週間が過ぎました。先週、私は北海道に行ってきました。生い立ちや環境のよく似た7つの大学の総合体育大会が北海道大学の主管で行われ、剣道競技が7月20日(日)に同大学の体育館で開催されました。これに出場する後輩たちを応援するために出かけてきました。
結果は、女子は3位入賞を果たしてくれましたが、男子は残念ながら最下位に沈みました。しかしながら、男女とも勝っても負けても僅差でした。環境が似通った大学間で争う大会は、持てる力に圧倒的な差があるということはめったにありません。団体戦の戦いですが、優勝する力が十分にあると思われたチームも下位に沈んでしまうこともあれば、あれよ、あれよと勢いに乗り、勝ってしまったこともあります。その時の調子やちょっとした心持ちの差で、結果は正反対にも変わってしまいます。ですから、後輩たちには自信を無くさず、しかし、負けた悔しさも忘れることなく、次の試合の準備をしっかりしてほしいと思いました。
一所懸命にやれば、人のすることに大きな差は生まれません。一所懸命さの度合いの違いは過程の違いを生み、それは結果の差につながることはもちろんあります。しかし、強い意志を持って、だれにも負けないくらい練習に励んだとしても敗するときはあります。大切なことは、たとえ敗れたとしても、今までやってきた一所懸命な練習や活動をあきらめずに継続することです。いつかは必ず、良き結果を導いてくれるはずです。スポーツだけではありません。学業しかり、仕事しかりでしょう。
学園は目標に向かって、あきらめず、粘り強く挑んでいける多くの生徒、児童が集っていると思います。是非、切磋琢磨、継続努力してそれぞれの成果を勝ち取ってほしいものです。しかし、成果がどうであれ、そうした努力を粘り強く、続けられる人間力こそが大切なのです。結果だけではない、子どもたちの成長に期待しています。
PS
上記の試合後、北海道を少し巡ってきました。予想に反して“暑い 北海道”でした。


