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常務理事便り

2025年09月10日
Vol26 女流棋士の卵
~雲雀丘学園常務理事 成地 勉~
今週は週明けから様々なBIG NEWSがありました。石破首相の退陣発表、それを受けてか東証株価初の44,000円越え、上地結衣選手の車いすテニスで全米オープン3度目の制覇、小田凱人選手の車いすテニス「生涯ゴールデンスラム(4大大会+オリンピック)」達成。更に阪神タイガーズの2年ぶりのリーグ優勝、しかもリーグ最速記録を破るスピード制覇等、それら一つ一つについてもブログのネタになるような出来事がたくさんありました。

彼女に「女流棋士を目指しているのですか?」と尋ねますと、即座に「ハイ!」と答えてくれました。即座に帰ってきたその返答とその時の表情には、強い意志を感じずにはおれませんでした。女流棋士になるには、彼女が今属しているリーグから3クラス上のリーグに在籍しなければなりません。そして、それぞれのリーグを突破していくには、そこに在籍する棋士と対戦を繰り返し6連勝しなければならないとのことです。彼女はこの難関を高校のうちに乗り超えて、女流棋士になり卒業したいと力強く答えてくれました。
「意志あるところに道は開ける」。これは伊集院静先生が本学70周年時に作詞いただいた応援歌「はばたけ キミとボク」の歌詞の中にも”There is the will, There is the way”と表現されている言葉です。もともとはアメリカのリンカーン大統領が発した“Where there is a will, there is a way”が原典となっています。Tさんがその目標を達成することを心から祈っています。是非、自分の道を倦まず弛まず作り上げてほしいと思います。もし、この夢が実現したら卒業式の日に特別表彰をしましょう、と約束をしました。好きなことを見つけて、邁進するTさん、そして、それを支え続けるご家族に天晴れな日が訪れることを強く祈っています。