学園ブログ

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常務理事便り

2026年03月02日

Vol46 68回高等学校卒業式

~雲雀丘学園常務理事 成地 勉~

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卒業おめでとうございます。
そして保護者の皆様、18年間、本当にご苦労様でした。
皆さんの多くは、これから上級学校へと進まれます。ここからは、これまでとは違う人生が始まります。
これからが本当の意味での自立です。
大学生ともなれば、授業の選択、生活のリズム、人間関係づくりなど、すべてを自分の責任において決めなければなりません。金銭的な支えはあるかもしれません。しかし、考え方や行動はすべて自分で決めるのです。自宅から通う人も同じです。生活も学業も、自分で決める勇気を持ってください。
親に相談するな、と言うつもりはありません。けれども、相談をすれば無難な答えにはたどり着くかもしれない。しかしその分、あなたの本当の気持ちに蓋をしてしまうこともあるでしょう。
大切なのは「相談」よりも「決意」です。
私はこうしたい。私はこうする。
そう言い切れる人生を歩んでほしい。
好きなことを決め、突き進む。その分、責任はすべて自分にあります。家庭のせい、親のせい、社会のせい、友達のせい、環境のせいにしない。自由であるということは、結果の責任を引き受けるということです。それができて初めて、人は成長します。これが本当の自立です。

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皆さんは「親孝行」と「やってみなはれ」の学園の卒業生です。
それを学んだのであれば、もう多くを語る必要はありません。自信を持って、「やってみなはれ」精神で我が道を進みなさい。そして、時間ができたら親孝行をしてください。




ここで一人の人物の話をします。
アップルの創業者、
Steve Jobs が、
Stanford University の卒業式で語った有名なスピーチがあります。
彼は三つの話をしました。
「点と点は後になってつながる」という話。
会社を追い出されても、好きなことをやめなかった話。
そして、「死」を意識することで、本当に大切なものが見えるという話です。

その最後に、彼はこう締めくくりました。
“Stay hungry. Stay foolish.”
常に飢えよ。常に愚かであれ。

人生の時間は限られています。
だからこそ、現状に満足するな。安住するな。追い求め続けよ。
そして、小賢しくまとまるな。常識に安住するな。挑戦を恐れるな。
これはまさに、「やってみなはれ」の精神ではないでしょうか。
初代理事長はこう言いました。
「やってみなはれ。やってみな、わかりゃしまへんで。」
蜂葡萄酒全盛の時代に赤玉ポートワインで創業し、軌道に乗った後も、周囲の反対を押し切ってウイスキーに挑戦しました。さらにビール業界のガリバーであるキリンやアサヒに挑み、水道をひねればきれいな水が出る日本でミネラルウォーター市場を開拓し、無料のお茶が当たり前の国でウーロン茶を世に送り出しました。
成功の裏には、数えきれない失敗がありました。成功の何百倍もの失敗を重ねながら、それでも挑戦をやめなかったのです。
まさに「ハングリーで、愚か者」であり続けた人生でした。
人生は挑戦と失敗の繰り返しです。
これからが本当の「やってみなはれ」です。