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常務理事便り

2026年10月16日
Vol24 同窓会
~雲雀丘学園常務理事 成地 勉~

昨日、私の出身母体であるサントリーのOB組織「寿山会」に参加しました。この名称は、サントリーの創業者であり、本学園の初代理事長でもある鳥井信治郎翁の雅号「寿山人」に由来し、佐治敬三社長(本学園第2代理事長)によって命名されたものです。
当日は、関西在住のOB・OG約230名が一堂に会し、懐かしくも楽しいひとときを過ごしました。入社間もない頃に共に仕事をした同僚や先輩方、壮年期にさまざまな場面で力を貸してくださった他部門の先輩方、さらに現在は経営幹部として会社運営を担う多くの後輩の皆様と再会することができました。皆様が総じてお元気で、前向きに人生を歩んでおられる姿に接し、私自身も大きな刺激を受けました。
本学園の中高では、「母校」は「母港」になる、という言葉を大切にしています。学園は、生徒として在籍した期間だけの場所ではありません。若き日の数年間を過ごした、かけがえのない思い出の場所でもあります。年月を重ねるなかで、悲しかったことやつらかったことも、やがて懐かしい記憶へと昇華していくことでしょう。母校の空気に触れることで青春期のさまざまな記憶がよみがえり、「よく頑張ってきた。これからも精一杯歩んでいこう」と思える――そのような場所であり続けたいものです。
先日、ご高齢の方が事務局を訪ねてこられました。事務局長がお話を伺ったところ、その方は本学園小学校の第1回卒業生(1926年3月卒)であることが分かりました。ふと思い立ち、JR川西池田から歩いて母校を訪ねられたとのことでした。事務局長が校舎をご案内しましたが、もちろん当時の面影は残っておらず、「バラックが教室だった」と懐かしそうに語られたそうです。案内の途中で5年生の教室に立ち寄り、「小学校の第1回卒業生の方です」と紹介すると、児童から驚きの声が上がり、世代を超えた心温まる交流となりました。その方もたいへん喜ばれ、「来てよかった」とお礼を述べて帰られたとのことです。
「母校」は「母港」である。卒業生の皆様を温かく迎え、心身をリフレッシュし、新たな気持ちで再び出航できる――本学園がそのような場所であり続けることを願っています。
